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しおんのゆめ・・・わたしのまわりは神様からのプレゼントでいっぱい!

二つのものが一つになる日








   二つのものが一つになる日  



 あなたたちはこの安息日の翌日、すなわち、初穂を携え奉納物とする日から数え始め、満七週間を経る。
七週間を経た翌日まで、五十日を数えたならば、主に新穀の献げ物をささげる。
各自の家から、十分の二エファの上等の小麦粉に酵母を入れて焼いたパン二個を携えて、奉納物とする。これは主にささげる初物である。<レビ記23:15~16>(新共同訳))
 


 使徒行伝第2章をみると、ペンテコステ(五旬節)の朝、使徒たち一人ひとりの上に聖霊がくだり、異言で語り始めたということ以外、ペンテコステがどういうものなのかユダヤ人でない私たちにはよくわかりません。

 しかし、レビ記をみると、主の祭りについての規定が詳しく書かれています。過越しの祭りでは、パン種を入れないパンを食べました。このペンテコステではパン種の入った、つまり酵母を入れてパンを焼き、二つを主の御前にささげなさいと書いています。

 パン種という表現は普通、パリサイ人のパン種というように、罪を表わすことが多いようですが、そのパン種を入れたものをなぜ神様にささげるのでしょうか。

 聖霊に満たされた使徒たちは主の示す場所で祈り待っていました。エルサレムの町には、この日ペンテコステの祭りのため多くの離散していたユダヤ人たちが集まっていたのでしょう。この日信じた人々はバプテスマを受け、仲間に加わったものが3000人ほどもあったというのです。

 この時、聖霊の満たしによって一つとされた人々は、罪のない人たちであったでしょうか。いいえ、そんなことはありません。パン種の入ったパンのように、罪深いまま主の御前に出ました。聖霊が魂を主の御前にと促してくださったのです。主はありのままの私たちの心を受け取り、きよめてくださいます。





 
 旧約聖書のルツ記を見てみますと、異邦人のルツと、やがてダビデの家系となるボアズが結婚することがわかります。異邦人とユダヤ人をひとつにし、系図はイエス・キリストの誕生へと続いていきます。<エペソ書2:14~15>にあるように、二つのものが一人の新しい人へと造りかえられるのです。

 また、過越しの祭りのときに死なれたイエス様は、安息日の翌日、週の初めの日(今の日曜日)に復活しました。

 そして、その安息日の翌日から数えて50日目、ペンテコステ(パン種の入ったパンをささげる日)の日に、人々は聖霊によって、イエス・キリストと一つになることが出来たのです。

  
 イエス様の十字架の死、復活、ペンテコステでの聖霊による一致が、二つの体を一つの体として和解させ、敵意を十字架につけて滅ぼしてしまった<エペソ2:16>のです。神様との和解は、イエス様抜きではありえません。



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